VERSANTとは
VERSANTは英語のスピーキング力を測定するテスト
英語のテストといえば、英検やTOEIC、TOEFLなどがありますが、VERSANTもそういった英語のテストの一つです。スピーキング能力を測定できることから、実践的な英語力を測る手段として注目されています。
VERSANTのテストには、以下の3種類があります。
スピーキングテスト | リスニングとスピーキングに主眼を置いたテスト |
---|---|
ライティングテスト | ライティングに主眼を置いたテスト |
プレイスメントテスト | スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの4技能を総合的に測るテスト |
このような種類があるのですが、VERSANTといえばスピーキングテストを指すことが多いため、このサイトではスピーキングテストについて記述していきます。
VERSANTのスピーキングテストは、英語でどの程度流暢に会話できるかを測定するテストです。英語の4技能(聞く、話す、読む、書く)でいえば、「聞く」、「話す」の能力が測定の対象になります。
スピーキング力を測定できるテストとしては、TOEICのS&WテストやTOEFLなど、他にもいくつも存在しますが、それらと比較した場合に、VERSANTはどんな部分が優れているのでしょうか?
その特長をひとことで言うならば、「手軽で効率的にスピーキング力を測定できる」ことです。
以下、VERSANTの特長を紹介していきます。
VERSANTの特長
完全に機械化されたテスト
VERSANTの最大の特徴は、なんといっても、完全に機械化されたシステムであることです。
テストは電話またはPCを使って行われます。
問題が英語の音声で流れてくる → 英語で話すことで回答する
という形式でテストが進行します。回答した音声は、高度な自動音声認識システムによって採点されます。
テストは20分程度で終了し、スコアはテスト終了後10分程度で取得できます。ごく短時間で結果が得られるのもVERSANTの大きな特長です。
テストの申し込み、テスト実施、採点にいたるまで、すべてが機械化され、人を介せず行われます。そのため、以下のようなメリットがあります。
- 会社、または自宅で受験でき、場所を選ばない
- 好きな時間に受験できる
- 機械による採点のため、採点者の主観が入らず、客観的で公正なスコアが得られる
- 試験の実施と採点が短時間で完了する
他の英語のテストを受験する場合、試験会場への移動や手続きも含めて、ほぼ丸一日を費やしてしまうことが多いものですが、VERSANTのテストは拍子抜けするほど短時間で済んでしまいます。
信頼性の高い採点
スピーキング力を機械が採点する、という点で、スコアの信頼性が低いのでは?と気になるかもしれません。しかし、VERSANTの採点は精度が高いことで知られています。
アメリカ国防総省やオランダ政府移民局などの政府機関での導入や、在日米国大使館の人事採用の際にテストの一つとして採用された事例があり、このことはスコアの信頼性を裏付けています。
比較的割安な料金
VERSANT(スピーキングテスト)の料金は5,400円(税込)です。
TOEICのS&Wテスト、TOEFL iBT、英検(準1級、1級)の料金と比較するとこのようになります。
料金 | |
---|---|
VERSANT |
5,400円(税込) |
TOEICのS&Wテスト | 10,260円(税込) |
TOEFL iBT | 235USドル (約26,000円) |
英検(準1級) | 6,900円(税込) |
英検(1級) | 8,400円(税込) |
※価格は2017年2月現在のものです。
スピーキングを測定できるテストは一般的に料金が高く、VERSANTはスピーキングテストとしては割安です。
ちなみに、TOEICのL&Rテストの場合は5,725円(税込)ですが、L&Rテストにはスピーキングのテストがありません。
VERSANTの特長まとめ
ここで、VERSANTの特長をまとめてみます。
- 機械化されたシステムで、テストは人を介さずに行われる
- 時間や場所を選ばず受験できる。
- 公正で精度の高いスコアが得られる
- 短時間でテストの実施、スコアの取得ができる
- スピーキングのテストとしては割安な受験料
冒頭でも記述したように、VERSANTはまさに「手軽で効率的にスピーキング力を測定できる」テストです。
他のスピーキングのテストと比べ、あまりに手軽で使いやすいため、感覚的には、テストというよりも「スピーキング力を測るツール」に近いものがあります。
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